2021年度事業報告

202141日から 2022331日まで

 

1.事業の概要

県民ボランティア活動支援センターの運営として二期目(4年)、長崎県のボランティアや市民活動を推進する拠点施設となるよう努め、より効果的な施設の管理運営を行った。その他、引き続き、夢ランドセル事業、新地域支援事業、こどもと貧困に関する事業などを実施した。

今年度も、新型コロナウィルス感染症の影響が長期化する中で、NPOの多くが活動を休止せざるを得ない状況となった。しかし、その状況下でもウェブの活用などの工夫を行い、感染防止に配慮しつつ、地域の実情に応じた取組を進めた。

  

■夢ランドセル事業

 生活困窮支援として、()三菱重工業長崎造船所・(一社)ひとり親家庭福祉会ながさき、ロータリークラブと協力し、ひとり親家庭及び生活困窮家庭の新一年生にランドセルを贈る「夢ランドセル事業」を実施した。県内55個の新一年生にランドセルを贈った。

今年度は新型コロナウィルス感染拡大防止対策を取りながら贈呈式を長崎市と対馬市にて開催した。

 

■新地域支援事業

住民互助型支援として、「自分たちの住むまちを自分たちの手で住み続けられるようにしたい!」という住民の思いを形にした住民自身による地域活動の支援を実施した。

 生活支援コーディネーター支援、協議体創出支援、新地域支援事業に関するフォーラム講師派遣、居場所づくりに関する支援を行った。

さわやか福祉財団たすけあいサミット 9月1日~2日

さわやか福祉財団たすけあい全国会議 10月14日

さわやか福祉財団九州ブロック会議 1月20日

 さわやか福祉財団ブロック会議 2月25日

 

■住民主体による移動サービスのあり方支援事業

人口減少・少子高齢化が進展する中で、今後、10 年、20 年先を見据え、集落生活圏を維持するための生活サービス機能の集約・確保が必要とされています。このような中、地域に暮らし続けるため、公共交通機関等で移動することが困難な方に対しての移動手段の確保に向け、地域の助け合い(支え 合い)活動として、安全・安心して送迎支援ができるような取組への機運醸成を図ることを目的として、市町へ移動支援の必要性に関して助言を行った。

雲仙市役所 10月19日  

 

■子どもと貧困に関する事業

 子ども食堂運営立ち上げ支援、子ども食堂に関する講師派遣、子ども宅食に関する業務、企業と子ども食堂とのマッチング、廃棄物ロス対策企業への支援、各種関係機関・団体からの子どもの貧困に関する助言等を行った。

 つなぐBANK運営会議 第17回~22回 企画運営参加

 

2.事業の実施に関する事項

市民活動に係るコーディネーション事業

n  県民ボランティア活動支援センターの運営(指定管理)

県民ボランティア活動に関する情報収集・提供、助言・援助等の支援を行うとともに、県民が主体となって活動を広げていくための拠点として、長崎県から指定管理者として指定を受け県民ボランティア活動支援センターの運営を行った。

また、NPO法人の設立認証申請書、定款変更認証申請書、定款変更届出書にかかる所轄庁への提出資料の作成に向けた指導・助言を行った。

(事業支出:15,608千円 担当スタッフ:7名 地域:長崎県)

 

n  生活困窮者支援

・「夢ランドセル事業」

ひとり親家庭及び生活困窮家庭の新一年生にランドセルを贈る事業

【実績】

()三菱重工業長崎造船所・(一社)長崎市ひとり親家庭福祉会、ロータリークラブと協力し、ひとり親家庭及び生活困窮家庭の新一年生にランドセルを55名に贈った。

(事業支出:1,039千円 担当スタッフ:3名 地域:長崎県)

 

・「子ども食堂ながさき」への事業協力

子ども食堂運営サポートを実施した。

(事業支出: 0千円 担当スタッフ:2名 地域:長崎市)

 

市民活動に係る相談・コンサルテーション事業

n  中間支援組織によるNPO組織力強化事業

NPO法人に対し、法人の運営や活動に専門的な知見やノウハウを持つ中間支援組織から支援員等を派遣。組織診断や問題点の抽出と課題の設定・解決に向けた各種支援を行うことによって組織基盤を整え、新たな活動や取り組みへとつなげることができた。また、上記支援に取り組むことで、県内中間支援組織・支援員のスキルアップにもつなげることができた。

【実績】

2団体、合計10回支援

(事業支出:1,268千円 担当スタッフ2名 地域:島原市、五島市)

 

 他、支援コーディネーターとして、NPO法人とねりこより3